ミュージカル〜兼業もよろし


当たり前ながら、人はいろんな才能を持っている。
しかし、発揮されないままで眠っている(割安な?)才能がたくさんあると思う。
会社で使っている力なんて、各自の持つ才能のうちほんの一部なんだろう。


去年一緒のミュージカルに出た友達に誘われて見に行った「LIVE憲法ミュージカル」(ムツゴロウラプソディ)を見て改めて思った。

これは6〜79歳のパフォーマーが、諫早湾干拓問題について、諫早の生き物達目線で演じたもの。
ミュージカルのクオリティもさることながら、あぁそうなんだと教えられる事実もたくさんあり、楽しかった!



諫早に293枚(1枚3トン)の鉄板が落とされたのは、もう12年も前のこと。
・今では川から海に戻ることのできない水を放水しているだけ。
・裁判所からも開門による検証を行なうように命じられたものの、未だ動きはない。
初めて、知った。



ミュージカルのメッセンジャーとしての力はとても強い。
それが言葉にされていようが、されていまいが伝わってくる。
仕事だと、スピード優先のところが大きいから、メッセージをミュージカルに乗せて伝えるなんてことは到底できない。



就職活動の話でよく出る「人と仕事のマッチング」。
これは人によっては実現できていることもあるが、正直なところ理想であって、マッチングができる前提だと、いろいろ窮屈だ。



会社やNPO、ボランティア等いくつかの組織を同時に選びながら、そのどこかで自己満足や充実感を得ていく。
所属を複数持つのが当たり前になるような時代も、そう遠くはないのだろう。