シューマッハの記事について

あるテレビ番組でのスポーツで、シューマッハの最後のレースが報道されていた。
「10番手のスタートながら、最後の猛追で4番手フィニッシュになりました」
省略しすぎでしょ…。



せめて、
「最初、10番手スタートから追い上げていたシューマッハ。途中、左リアタイヤのパンクにより一度は20番手に落ちたが、猛追。来期からフェラーリに乗るライコネンを交わし、最後は3番手のバトンに迫りながらも、惜しくも4番手フィニッシュとなった。」
くらいは言ってほしかった。


やっぱり、テレビとかポータルサイトのニュースもそうだけど、結論しかないから、危なっかしくて仕方がない。


事実を100としたとき、どれくらいを伝えればよしとしているのだろう?
時間の制約に収まるかどうかが大きいのだろうか?



テレビでよく見かける住田弁護士が、新聞紙面上で、
「テレビの安易な2元論には注意したほうがいい。新聞などの紙面を通して、その背景などをしっかりと追うことが大切」
というような趣旨のことを言っていた。



時間がないときは、新聞でも興味ある記事しか読まない。
一番危険なのは、背景がわかっていないにも関わらず、その内容を知っていると考えてしまうことかもしれない。