落ちないりんご、クロデメニギス

「落ちないりんご」
ある年、大型台風の猛威によって、収穫前のりんごがほとんど落ちてしまった。
そのとき大多数の人が、落ちたりんごの量を見て悲観した。
しかし、ある人は落ちなかったりんごをみて「台風でもおちないりんご」として受験生用のお守りとして売り出したという。

「クロデメニギス」
海底奥底に生きる深海生物。
光がほとんど届かないその場所では、光を受容する「眼」という器官は意味をなさない。
そのため、眼を退化させた生物が多いという。
しかし、「クロデメニギス」という生物は全く反対の進化を遂げた。
名前の通り、大きな黒目で精一杯、光を得ようとする。

島田伸介が司会する番組で見た、ちょっとしたストーリーである。

ある特定の事実に対してでさえ、見方や対応の仕方はそれぞれ異なる。
数多くの選択肢が残されているのであれば、次につながるような前向きな選択肢を選べる用になりたいと思う今日この頃。