ルノワール×ルノワール@渋谷bunkamura
時間があったので、渋谷bunkamuraでやっていたルノワール×ルノワールを見に行ってきました。
画家である父ルノワールの絵と映画監督である二男ジャンの映像を中心にルノワール家の人々について展示されてました。
長男は舞台俳優、二男は映画監督、三男は陶芸家と、才能あふれる家系だったようです。
ある画家の絵をいろんな美術館から集めて、その人自身に光を当てるっていうのはよく聞くんですが、家族に光を当てるってのは僕にとってはじめてのパターンだったので楽しみにしてました。
歴史は19世紀の後半〜の印象派時代。
舞台はフランス。
第一次世界大戦を前にした暗い雰囲気が暗示されたような映像もありました。
女性の絵が多いルノワールですが、彼にとっての女性は、そのまま描写する対象というよりは何かインスピレーションを与えてくれるような存在であったようです。
もちろん、家族や画商たちの肖像画も多いのですが自然の中に調和する女性の絵も多かったように思います。
後者における女性は、何か大きなものの象徴として書かれているような気がしました。
また二男ジャンの作品の中にも父ルノワールへのオマージュとして描かれているものがたくさんあったようです。
(見に行けば、きちんと対比された形で展示されてます!)
家族や親子のつながりを考えるよいきっかけになりました。