「効率が10倍アップする新・知的生産術〜自分をグーグル化する方法〜」


正直、この人の考え方がかなり自分に合っています。
近いうちに本当にお目にかかりたいなと思ってしまいます。
願えばかなうということで、今年はこの人に会える様に働きかけてみようと思います。



以下はこの本を読んで、自分なりに考えたことです。
本の内容をそのまま書いたらだめですしね。
構成も本とは異なるので、若干わかりづらいかもしれません。



○情報はお金より大事であるということ
お金も情報も少ない自分にとっては、どちらも大事というくらいの認識しかありません。
しかし、「情報を持たない人から情報を持つ人へお金が流れていく」という指摘は確かにその通りかも知れません。
自分にはまだまだ情報のインプットが足りていません。
特に、直接自分が関わることで得られる経験というものが足りなさ過ぎます。
そして情報をお金にかえるということをもっと意識する必要があるのでしょう。



○問題意識を持てば、情報入手の効率は上がる
新人研修の一環で、新聞の記事からテーマを探して発表するというものがあります。
最初は新聞を読ませるという単純なことをいまさらやらせるのかと思いましたが、1,2か月やっていくとそれぞれのテーマが自分の中にたまってきたのか、それぞれの記事の時系列の流れを意識できるようになってきました。
また、記事のテーマを見たときに「で、なんでそうなの?」の答えをすぐに見つけようという姿勢が身についてきました。
だらだらと読む形から、自分の仮説に対する答えを探し出すという読み方に変わってきたんです。
良いのか、悪いのかはまだわからないんですが、頭には入りやすくなったのかなぁとは思います。



○情報をどうやって発信するか?
「情報が情報を呼ぶ」ということも書かれていました。
確かに、面白いことをしている人とか面白い話をする人にはもう一度会ってみたいなぁと思います。
(何が面白いのかは人によって変わるんでしょうけど。)
ブログも一つの情報発信の場として捉えているとのことでした。
自分は結構適当に書いているというか、ランチ情報ばっかり載せているので、お前は仕事をしているのか?というお叱りを受けてばっかりです。w
今後はもうちょっと自分が考えていることを書いていっても良いのかなぁと思います。



教えて君になっていないか?
テクニック等に走っている人が多いという指摘もありました。
確かにすぐにできないといろいろ焦っちゃいます。
大学のときに自分が一番悩んでいた問題がここだったと思います。
いろいろと考えるんですが、何もやらないうちにできないと決め付けちゃうんですよね。
実際にやってみてできないことがわかるだけでも価値はあるし、その中で自分の見方も変わってまた道は見えるんだろうということがそのときはわかってなかったんですね。
原理原則をわかった上で、ケースやテクニックを学ぶという流れをしっかり意識していかなければいけません。
急がばまわれですね。



フレームワーク力〜ディープスマート力〜失敗力〜ベストプラクティス
「情報をフレームワークで束ねることで、より効率的に情報を手に入れることができる」「ある分野における長年の経験に基づき、時間をかけて私達の中に暗黙知をためて、新しく洞察できるディープスマート力」ということが書かれていました。


『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』
「歴史から学ぶのがフレームワーク力とすれば、経験から学ぶのがディープスマート力、失敗力」だということも書かれていました。
また、「他人が何らかの形でたどり着いたベストプラクティスをおしえてもらう」ということがとても大切だということも書かれていました。


これは大学時代の先輩が何かの講演でおっしゃっていたのですが、人は大きく分けて3つのものから学ぶそうです。


一つは"本"、二つ目は"他者"、三つ目は"経験"。
"本"というのは、過去の他者から学ぶことになります。
この本で言うところの「歴史」にあたります。
"他者"というのは、現在の他者から学ぶことになります。
この本で言うところの「ベストプラクティス」にあたります。
"経験"というのは、過去の自分から学ぶことになります。
この本で言うところの「経験に基づく失敗力」ということにあたります。


人は現在、過去、そして自分、他者という関係の中で生きています。
そのそれぞれからのFBを元に、今の自分をいかに変えていくかがとても大切だと思います。
もちろんバランスは人それぞれだとは思います。
今はそのバランスを自分なりにいろいろと変えておさまりのよいところを探したいと思っています。



○自分の価値を出せないところは捨てる
今はまだ新人だから、とりあえずいろいろなことに挑戦する必要があると思っています。
しかし、今までお話してきたベンチャー社長や経営者の方々がいつも口をそろえていっていることでもあります。
大事なのは、「何をするべきか」じゃなく、「何をするべきじゃないか」を決めること。


以前、佐藤可士和さんの本を読んだときにも同じことを指摘されたように思います。
自分はやはり優先順位をつけるのが苦手なようです。
一つやるとしたら何をやるのか?
10個やらないといけないことであっても、そのうち2,3個できればだいたいのことが終わってしまうというのはよくある話ですしね。
『優先順位をつける』
これは、今年の課題の一つになりそうです。



○何のために本を読むのか?
本を読むために本を読むのではないということです。
最近、意識しているのはまさにこれです。
前からずっと読んでいかないとわからない小説は除くとして、教科書等、特に全く知識がないわけではない本を読むときにはかなり意識しています。
基本的に本を買ってそろえたい性分なのですが、必要なところだけを読むということを意識するために、必要なところだけをあえてコピーで済ませるということもするようになりました。
一つよんでわからなければ、別の本の同じところを参照するということをやり始めてから、理解までのスピードが少し速くなってきたように思います。
今まではなまはんかに一つの本を完璧にしようという潔癖症があったために、うまくいかないこともあったかと思います。
これは少しずつ改善しているように思います。



○何から情報を得ているか?
「自分の体験、他者の体験、良書からのインプットは増やすべきだが、テレビや一般雑誌、目的意識のないコミュニケーションからのインプットは減らすべきだ」ということも書かれていました。
「実体験の中から自ら情報を摂取して、考える時間を増やすことが大事」だとも書かれています。


話は変わりますが、僕の趣味は"妄想"です。
就職活動のときも、履歴書の趣味の欄に"妄想"と書いたくらいです。
日ごろのなぜ?からいろいろと考えてみることがとても好きです。
そういう視点をもっていると、ファミレスにいくだけでもいろいろと勉強になることが多いです。


最近は自分の不得意なことにも挑戦しはじめました。
テニスと英会話です。
テニスは『今まで全くやったことがなかったのと、ちゃらそうだったので少し食わず嫌い王』でした。
英会話は『できない自分を認めるのが嫌で、勉強してできるようになってからと思っていたのですが、そんな時は一生来ないということを悟ったから』です。
新しいことをはじめると、意外にこれまでの生活の中になかった視点が生まれて今までの自分を変えられるんだなということに気がつきました。


話は若干ずれるような気もしますが、日経新聞ですら間違ったことを書いてます。
フォローとして言うと、何かを完全に理解するということはとても難しいことです。
自分の直接関わっていないことを正しく書くことは無理だと思います。
本当にわかるためにはそれに携わるしかないように思います。
だから、なんでもかんでもやってみる時間があるならばやっていこうかなと思います。



○数字をもっと意識する
「数字に置き換えて話す癖をつけよう」ということも書かれていました。
これまで数字を使うのは確かに大事だなぁと思っていたのですが、相手とのイメージの乖離が少ないという意味で数字を使うことが重要であるというのは、本著で指摘されるまでピンと来ていなかったのが本音です。
相手と話す中で一番難しいのは、相手と自分はその話題についてどのくらい前提を共有できているのかということです。
そういう意味で数字という尺度はとても使いやすいものだと思います。


さきほども書いた新聞の記事からの発表研修においても、なるべくランキングや数字、イメージしづらい数字の場合は他の数字と比較するなどに注意してわかりやすくなるようには心がけています。
なかなかうまくいかないですけれど…。




他にもいろいろと面白い見方が書かれていました。
あんまり書いちゃうと、本の宣伝みたいになっちゃうのでこれくらいにしておこうと思います。w